『逆転計略TRPG 天才軍師になろう』 シナリオ1「追放軍師の叛逆計画」カードテキスト ●天才カード1 王に立ち向かうためには、まずは信頼できる仲間を集めることが先決だ。幸い、この国の市井には王の圧政に与せず、民たちに紛れて日々を暮らす英傑たちがいる。それぞれに個性的な彼らだが、その心の奥底にある民やこの国を想う気持ちには偽りがなく、まさに彼らこそがこの国を導くのに相応しい存在だ。 彼らに会って共に国の将来を語り、一致団結することができれば、これほど心強いことはない。叛逆の第一歩として、彼らと共にバルタザル王を打ち倒すことを誓おう。 ・計略の効果 決戦フェイズ中、いつでも使用できる。このラウンドの間、進軍ジャッジは行われない。 ●天才カード2 王を打倒するためとはいえ、王都に暮らす無辜の人々を巻き込んでしまうのは心苦しいことだ。王宮を攻めれば彼らの被害は無視できない。被害を最小限に食い止めるため、王が出陣したときを狙って襲いかかろう。幸い、王は近々「宴の国」に侵攻するつもりだ。その出陣時を狙わせてもらおう。 王の出陣計画の詳細を企てるのは、あのベンハミンだろう。彼の計略の全容を知るためには、王宮に潜入するのが一番だ。警備を潜り抜けるための工作には誰が適任だろうか。 ・計略の効果 【バルタザル王】を撃破したときに使用する。自軍は決戦フェイズに勝利する。 ●天才カード3 ※天才カード3は超天才カードなので計略の記載なし ・計略の効果 決戦フェイズ中、「敵軍師ベンハミンの計略」の特殊イレギュラーの効果で、ラウンドの終了時にPCが移動させられる際に使用できる。その効果でランダムなエリアに移動する対象キャラクターは、天才軍師が選ぶ好きなキャラクターに変更される。 ●天才カード4 どれだけ英傑たちが強力であっても、兵がいなければ多勢に無勢だ。王の手勢と戦うためには、共に戦ってくれる兵士を集める必要がある。といっても、本音のところ兵集めにそこまでの心配はしていない。バルタザル王の圧政は明らかで、不満はこの国中に燻っているからだ。きっかけと希望さえ与えられれば、この国中の心ある人々を奮い立たせ、正義の旗の下に集わせることは難しくないはずだ。さぁ、最後の仕上げに取り掛かろう。国中に蜂起の知らせを届け、英傑や天才軍師の名のもとに、彼らに希望を与えるのだ。 ・計略の効果 いつでも公開できる。公開された以後、すべての従軍キャラクターの【防御力】は「2点」高いものとして扱う。  ●特殊イレギュラー ベンハミンは狡猾な男だ。その力量は決して天才軍師には及ばないものの、「準英傑」と呼ぶには相応しいぐらいには軍略に長けている。少なくとも、彼は天才軍師が蜂起を計画していると勘繰っており、対抗するための計略をいくつか用意しているようだ。それらは往々にして邪悪で、少なくともまともな倫理観の軍師が誇らし気に語るようなものではない。 ・イレギュラー効果 このイレギュラーが公開されてから決戦フェイズ中、ラウンドの終了時にGM が選ぶ好きな英傑PCは、ランダムなエリアに移動させられる。