『逆転計略TRPG 天才軍師になろう』 キャンペーン1「雪と氷と不自由な国で」カードテキスト シナリオ1「そこは雪と氷の国」天才カードテキスト ●天才カード1 ※天才カード1は超天才カードなので計略の記載なし ・計略の効果 4ラウンド目の開始時に発動できる。エリアを1つ選ぶ。選んだエリアの【雪熊】を3 体選び、撃破する。 ●天才カード2 プリムは、氷の壁を作り出すことができるという。 その力を使って、雪熊の進行を遅らせる。単純だがよい手だ。防衛戦であるなら、この力は非常に強力だろう。 願わくば。彼女と戦場で敵対することがなければよいのだが。 これほどの使い手ならば、おそらく彼女は……。 ・計略の効果 1ラウンド目の開始時に発動できる。従軍キャラクターの「氷壁(【HP】2【攻撃力】0【防御力】9)」1体をエリア4に配置する。 シナリオ2「防衛戦の達人」天才カードテキスト ●天才カード1 マイ家が瞬く間に侵略されたということが気にかかる。 氷雪の国は防衛こそ得意だが、侵略に回せるほどの余剰戦力はないはずだ。 一方でマイ家は現在の王家に隠しているはずの「隠し戦力」と「切り札」を持っていることがわかっている。それが出てきた記録はない。 この敗北には、なんらかの「からくり」がある。マイ家の内部で何が起こっていたのか、誰かに調べさせよう。 ただ、世論がマイ家に同情的な今、慎重に行わなければならない。間諜を潜り込ませたことがバレたら大事だ。 ・計略の効果 終了フェイズのエピローグで使用できる。次のシナリオ開始時に、【拠点HP】が6点上昇する。 ●天才カード2 激しい雪が降り続け、氷の魔法によって作られた氷の橋を備えた砦が氷の城塞である。 氷河の上に立つ砦であり、道を塞ぐように建っているため、横を通って裏に回るということも困難。 熟練の氷魔導兵が配備されており、一度も負けたことがないという。 さて、正面から挑めば順当にこちらの戦力が削れて負けるだろう。正面突破は無理だ。 やれることといえば、防寒用の装備を整えるぐらいか。 マイ家の失態を取り返すという名目だ。彼らに光暖石を提出させ、光暖石を使った装備を提案しよう。 ・計略の効果 ラウンド開始時に使用できる。 【戦略ポイント】を1点消費することで、このラウンド中自軍キャラクター全員は「凍え」の変調にならない。 ●天才カード3 マイ家に潜り込ませた間諜から、「マイ家ではタックがロイズを警戒するよう身内に通知を出していた」という報告を受けた。 マイ家は秘密が多く、タックもロイズとの関係をひた隠しにしていた。 どうやらロイズはタックと敵対していたらしく、ロイズは家の乗っ取りを考えていたという噂だ。 お家騒動は家の根幹を揺らがせる問題である。表に出せないのはわかるが、黙っていたせいで対応が遅れてしまった。 さて、問題はそのロイズが「人質に取られたタックを救おう」と言い出しているところだ。 これは間違いなく裏がある。さらに諜報を進めよう。 ・計略の効果 終了フェイズのエピローグで使用できる。次のシナリオの1ラウンド目開始時時に、【傭兵】を4体選んで撃破できる。 ●天才カード4 籠城戦というのは、援軍が来るという希望があって初めて成立するものだ。 いかに防衛戦の達人といえど、援軍が来ないということは撤退をせざるを得ない。 ということで、後詰めの部隊が待機している氷の城塞とは別の拠点を攻撃しよう。正確には攻撃する「フリ」だ。 簡素な槍を持たせた領民と武器っぽく見える棒を持たせた案山子の、見せかけの部隊でよい。どうせあの国は猛吹雪だ。正確に把握はできまい。 この見せかけの攻撃で、相手が不利を悟って撤退するよう仕向ける。 ・計略の効果 5ラウンド目の終了時に使用できる。勝利する。 シナリオ3「裏切りへの報いを」天才カードテキスト ●天才カード1 ロイズが繋がっているのは、氷雪の国の王族ではあるが、現女王のドロップとは別の派閥だ。 その派閥は女王ドロップを軟禁しているようで、既に政権の掌握は進んでいるとのこと。 ロイズはその者たちに資金援助と光暖石の提供をし、自分たちを打倒し国王となった際には同盟を結ぶという密約を交わしているようだ。 プリムはドロップの娘であり、当然ドロップ派だ。そのうえ、ドロップが軟禁状態であることを知らない。それなら、こちらも密約を結ぶ目がある。 密かに接触し、この情報を渡してもらおう。 ・計略の効果 2ラウンド目の開始時に使用できる。従軍キャラクターの【プリム】(プリムの能力は決戦フェイズの記述参照)を好きなエリアに配置できる。 ●天才カード2 ロイズは「光暖石」について研究をしていた。単に周囲を暖かくするだけの石ではないらしい。 フィルターの付いていないような、質のよくない炉で使うと、周囲の竜や生物を凶暴化させ、環境を破壊するという。 あの時戦った竜や雪熊は光暖石の影響で凶暴かつ好戦的になっていたのだろう。 雪美草が採れなくなったのも、光暖石のせいかもしれない。 ロイズはこのことを黙って氷雪の国に売りつけるつもりだった。 凶暴化した竜や生物たちが暴れて弱った氷雪の国を襲い、手に入れるつもりだったという。 この情報を奴らに流せば、混乱は必至だろう。 ・計略の効果 決戦フェイズの開始時に使用できる。この戦闘に参加するエネミーは全員「暴走」の変調を受けた状態で登場する。 ●天才カード3 ロイズの武器はマイ家の隠し資産であり、それを使って誇張させた世論だ。 隠し資産であるため、巧妙に隠されているだろう。それを知っていて、ロイズに敵対しそうな人物と言えば、現当主のタックだ。 彼が囚われている場所を突き止め、隠し資産の詳細を聞こう。 隠し資産なのだから、我々に取られても相手は文句は言えまい。 ロイズは戦の混乱に紛れてタックを殺し当主になるつもりだろうから、そのことも隠し資産を吐き出させる材料になる。 ・計略の効果 この天才カードが実行段階になったタイミングで使用できる。【戦略ポイント】を10点獲得する。 ●天才カード4 さて、隠し資産を確保できた。これで敵は金に任せた世論操作はできないだろう。あとは世論をひっくり返せばいい。 光暖石のスキャンダル。相手と繋がっているという証拠。隠し資産。これだけ 材料が揃っているから、いくらでも返せる。 また、プリムの本名を聞き、印を見たという事実がここで役に立つ。 「我々は王女プリムに信頼されている者である」という証拠があるから、氷雪の国を操る反ドロップ派と戦うということを宣言してしまおうか。 そうすれば、正式に国の敵になった奴らは逃げ場がない。 ・計略の効果 4ラウンド目に登場するエネミー【ロイズ】と【反ドロップ派】をすべて撃破した時に使用できる。勝利する。