広大な海を西側に臨む大きな港町。近隣随一と名高い大きな港には異国の船が所狭しと浮かび、目もあやなその異国情緒を車窓に映す「魔法列車」が、人々の活気と共に行き交います。
エイヘムランドの賑わいを南西に臨む、広くて静かな森。木漏れ日のカスケードのなかを小鳥たちが泳ぎ、優しい空気が訪れる人々の心を穏やかに染め上げる、気持ちの良いところ。…もちろん普段なら。
エイヘムランドとオウラルディアの国境となる大山脈。止むことのない吹雪が全てを白く凍てつかせ、ここには少しの人間と、寒さを糧として百年を生きる超巨大生物「ザトーシロナガ」しかいません。
氷の山々を越えるとそこは灼熱の火の山。燃え盛る炎は空を赤く染め、大地の血脈のごとき溶岩は、見渡す限り不毛の大地をいっそう黒く焦げつかせています。よく言えば雄大なこの火山帯のどこかには、闇の世界へ続く入り口が隠されている…。
カリアタ遺跡の地下深くにたたずむ巨大な門。往古より語り継がれるにはその向こうにこそ異世界ネクロファンタムはあるのであって、つまり長しえの闇である地獄に他ならないそこにはかつて世界を滅ぼしかけた悪魔が住みついているという。その脅威を封印する為に設えられた扉は人の力であけることの敵わぬ堅固さと威容を誇り、しかし、伝説の魔女アマルガムによって無残にも破壊されていたのだった。そう。まるで引き裂かれた薄紙のごとく、いとも簡単に。
全6ステージ構成になります。
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