――復活したドラウプニールをやっつければ、教会はこの窮状を脱却できるかもしれない。
普段なら一も二もなく飛びつくはずの話にコノンはしかし、少し悩んでいました。
なぜなら、それを持ちかけてきたのは黒くてもじゃもじゃした目玉のバケモノ。
そのうえ彼は、十年前にコノンを捨てたロクデナシの父だというのです。
「俺はお前を助ける代わりに、お前の奇跡で元の体に戻して欲しいんだよ。いいかげん信じてくれよ、コノン…」
つまりこれは取引なのでした。父であるという部分は到底信じられないものの、それなら聞き入れても良い彼の話は続きます。
「…成功の暁にはたくさんの信者が押し寄せるよ?そうすりゃ麦も食えるし、安泰だろ?」
子を思う親心かそれともただの誑かしの言葉か。どちらにせよコノンは目を輝かせました。
「委細承知である。しかしもしウソだった場合、貴様には百万個の鉄球が落ちると思え!」
こうしてコノンは、どうにも醜い父親と共に飛び立ちました。向かうはエイヘムランド。
そこではたくさんの信者が待っているのです。
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