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夜のあしあと


河嶋陶一朗|2024年01月21日

夜のあしあと アイキャッチ画像

こんばんは。
河嶋陶一朗です。

先日、『夜のあしあと』というテーブルトークRPGを発表いたしました。
猫になって、一晩の冒険をするというゲームです。

●公式サイト:
https://fujimi-trpg-online.jp/game/yorunoashiato.html

このゲームでは、猫たちは自分を世界の支配者だと思っています。
その義務として、夜になると、ご近所をパトロールしています。

夜な夜な現れる不思議な生き物(ヨナ)を追い払ったり、
昼の世界につかれて夜の住人になりそうなヒトやケモノたちを助けたりするのです。
よかったら遊んでみてもらえると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

 

* * *

 

河嶋としては、久々に発表する完全な新作になります。
最近は、旧作の新バージョンやサプリメント作成などばかりで、
新規ゲームとしては2017年の『初音ミクTRPG ココロダンジョン』以来となります。

猫の冒険を自分なりに考え続けて、かなり時間をつかってしまいました。
結果、自分の作品のなかでも不思議なあじわいのゲームになったと思っております。

『夜のあしあと』、自分のこれまでのゲームづくりと一番違ったのは、
開発時のテストプレイの大半が、オンラインセッションだったことでしょうか。
以前からオンラインセッション自体は遊んでいましたが、それを前提として開発したのは初めての試みでした。
今回、発売と同時に提供したオンラインセッション用の素材やルームデータなどは、
そのテストプレイで使っていたものをベースにしています。オンラインセッション用ルームデータの画像です。クリックすると公式サイトの素材置き場へ移動します。素材公開のおかげもあって、SNSなどで早速遊んだという報告を聞くこともでき、ありがたい限りです。
好評であれば、ほかのゲームでも積極的に用意していきたいと思っています。

 

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SNSと言えば、『夜のあしあと』についていくつか疑問が書かれているのを見つけました。
自分の説明が足りていなかったかもしれません。
もうしわけございません。
河嶋が見つけることできた疑問について、最後にここで答えておきたいと思います。

・猫たちはロストしますか?
ゲーム的な意味であれば、残念ながらいわゆるロストは存在します。
『夜のあしあと』では「ケガ」を4つ受けると、セッション終了時に「さよなら」します。
「さよなら」したPCは、どこかへ旅立ち、再びセッションで使用できなくなります。
これが『夜のあしあと』におけるロストです。
「さよなら」をどう解釈するかは、ゲーム参加者──とくにそのPCのプレイヤー次第かな、と考えます。
野良猫なら、ねぐらを別の場所に変えたのかもしれません。
飼い猫なら、飼い主の管理が厳重になったり、外が怖くなったりして、お出かけできなくなったのかもしれません。
迷い猫なら、ヨナになってしまったり、もしくは元々の姿に戻ったのかもしれません。
もちろん、プレイヤー自身が望むなら、もっと深刻な事態になったと解釈してもいいでしょう。
ただ、いち猫好きとしては、悲しすぎる結果にはなってほしくないかも、なんて思ってもしまいます。

・テキストセッションでもニャラティブの制限時間は1分?
テキストセッションでは、1分間という時間は短かいかもしれませんね。
これは、ボイスセッションでしかテストをしなかった自分の見落としです。
プレイヤーさんごとに打鍵速度は異なるため、適切な時間は異なるでしょうが、
今のところ、テキストセッションでニャラティブを行う場合、制限時間は3分間で遊んでみてください。
この処理は、あくまで暫定的なものです。
各GMさんは、自分たちの環境に応じて制限時間を調整していただいてかまいません。
自分でもテキストセッションを行って、検討を重ねていきたいと思います。

・口絵に第三戒のイラストが見当たらないけど落丁ですか?
口絵はもともと4枚です。
6つある猫の掟の中から、口絵にふさわしいもの4つを抜粋して引用して掲載しています。
落丁ではありません。
正式な猫の掟は、本文の6から11ページに載っています。
猫の掟については、こちらをご参照ください。

 

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以上になります。
今後も様々な形でサポートを続けていこうと思っています。
ご意見やご要望などありましたら、編集部や河嶋あてにご連絡いただけたら嬉しいです。
『夜のあしあと』を、よろしくお願いいたします。