復活したドラウプニールをやっつければ、みんなが自分を司祭と認めてくれるに違いない。
そう思ったコノンはけれども、ある日突然そんな話を持ちかけてきた目の前のバケモノを睨み返しました。
「…だがお前が余の父であるなどとは断じて認めんぞ?それでよいなら一緒に連れて行こう」
「ああ、それはそれで悲しいが構わない。…オレの体を取り戻してくれるならな!」
どういうわけか本来の姿を失ったというバケモノの大きな目玉をみつめ、コノンは鷹揚に頷くのでした。
「よし、では出発だ。わが神のご威光はエイヘムランドをきっと明るく照らすであろー!」
氷と雪に鎖されたアラストフのふもとにある小さな村ツンドラーレ。集落からちょこっと離れた雪の丘に立つ教会の司祭を務めていたコノンは今日も一人、祈りを捧げます。 |
(c) Adventure Planning Service 2008 / (c) Studio SiestA