副編集長の秘められた想い ――せつなくときめきたい少女は自分が書いた青春小説でせつなくときめくことができるのか

菅沼 拓三
イラスト:猫将軍

 副編集長の"告白"から始まるのは、恋ではなく創作の物語!? 恋愛小説を馬鹿にしていた彼女が、一冊の本に心を打たれ、自らペンを取ることを決意する。理性と情熱がせめぎ合う編集室で、彼女は初めて"せつなさ"と真剣に向き合うのだった。果たして、副編集長は"恋"を知らずに"恋"を描けるのか。恋に恋するせつなくときめくことができるのか?

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菅沼拓三(すがぬま たくぞう)
1965年生まれ。東京都出身。ゲーム・アニメ・ライトノベル業界に関わる編集者でライター、小説家。主に1990年代から富士見書房および『ドラゴンマガジン』に深く携わる。代表作に『俺はバイクと放課後に』や『株式会社吸血兵団』などがある。